最近のスマホは高性能になってきたこともあり、
「スマホにカメラがついているので専用のデジタルカメラなんていらない」
「普段撮りにはスマホで充分」
とお考えの方も多いのではないでしょうか?
今回は、一眼レフも使用している筆者が、そんな方に是非読んでいただきたいスマホカメラとデジタルカメラの決定的な違いをご紹介します。
画素数”と”画質”は比例しないが”画質”と”センサーサイズ”は比例する
画素数が多いということは画質が良いということではないということが広く知れ渡るようになってきました。画質の善し悪しの大部分はカメラのセンサーの大きさで左右されてしまいます。
過度な画素数の底上げ競争が終わった今、最新のデジタルカメラでは
センサーが大きい=高画質
と言ってもよい状況になっています。
一眼レフカメラとスマホカメラのセンサーサイズにはどれだけの違いがあるのか
一眼レフカメラのセンサーとスマホのセンサーでは大きさ(面積)が何十倍にも差があります。スマホのセンサーの大きさを東京都に例えると一眼レフのセンサーの大きさは北海道の3/4程の大きさになります。
さらに画素数を人口に置き換えてみます。
2000万人(2000万画素)が東京都と北海道にそれぞれ住む場合、どちらがゆとりある居住スペース(受光素子)を確保しているでしょうか。
もちろん北海道ですよね。尚、2015年現在の東京都の人口はおよそ1300万ですので現在よりも更に窮屈な生活がしいられていることでしょう。
さて、話をカメラに戻します。
センサーのサイズがいかに重要かざっくりと理解していただけたと思います。
それならばスマホのセンサーを大型にすればよいのでは?という疑問が生まれます。
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過去に大型センサー(1.0型)を搭載したスマホが発売されている
携帯電話機としては大型センサーを搭載したスマホは過去に発売されました。一眼レフよりは小さいものの、携帯機としては異例の大型センサーです。
初めて見た時にはスマホというより”電話もできるデジカメ”という印象を受けました。
レンズも老舗カメラメーカーのライカ製ということもありその画質には驚かされます。
スマホには手に収まる大きさ・薄さという条件があります。
残念ながら一眼レフほどの大きなセンサーを積んだスマホはもはやスマホの大きさではないのです。
また、センサーは大型化するほど高価になるためコストという面からも大型化していくことはないでしょう。
センサーサイズが変わらないのでは画質はよくならないのか
デジタルカメラの画質の善し悪しを左右する要素にはセンサーの他に”レンズ、画像処理エンジン”があります。特に各スマホメーカーもこの画像処理エンジンの部分にはとても力を入れており、ソフトウェアな面からの画質の向上には期待しています。
結局、スマホとコンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼レフではどれがいいのか
画質だけで言うならスマホはデジタル一眼レフカメラの足元にも及ばないのが現状です。ざっくり言うと1万円台で購入できるコンパクトデジタルカメラレベルです。
ただし3万円以上する高級コンパクトデジタルカメラ(Sony RX-100シリーズなど)には完敗でしょう。
でも逆に言うと、コンパクトカメラのレベルの画質でも満足と言う方はわざわざコンパクトカメラを持ち歩かなくてもスマホで十分と言うことになります。
大切な家族のイベント、友人の結婚式、旅行の思い出などを写真に残すなら一眼レフの画質、ちょっとしたお出かけならスマホなど、うまく使い分けると良いと思います。
一眼レフをまだ試したことないという方は家電量販店などでカメラのデモ機がありますので試写をしてみてはいかがでしょうか。
写真への価値観が変わるかもかもしれませんよ。
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