卒業、進級、新入学など、思い出の写真を撮る機会が多い季節ですが、同時に、せっかくだから動画で残しておきたいという方も少なくないでしょう。
しかも、家庭用のビデオカメラが高価だった時代と違い、ごく普通の人が持っている携帯電話やスマホで思い立ったときにすぐ撮影できますし、それで撮影された災害や事故の現場や決定的瞬間が動画サイトで話題になったり、テレビで紹介されたりする機会も多くなりました。
殊に若い世代だと、撮影したり、それとをSNSなどにアップすることに抵抗がない人が多いようです。
3月18日放送のめざましテレビ「ココ調」では、10代の中高生の動画撮影事情が紹介されました。
若い感覚が「面白い」と思ったものを積極的に撮ったり、ガジェットを小器用に使ってショーアップしたりする様子に、オトナ世代は感心してしまうでしょうか。
それとも…。
なぜハマる?10代の動画撮影の投稿
番組調べによると、オトナ世代(30代)のうち、動画を撮影してツイッターなどにアップしたことがある人は10%強、つまり8割以上は経験が「ない」のに対し、10代の若者のうち、アップしたことが「ある」と答えたのは84%。まるで反転したかのような結果となりました。
しかも、オトナ世代が動画を撮影するときは、大抵の人がスマホなどに内蔵のカメラを使うだけなのに対して、10代の人たちは「Mix Channel」や「Vine」といったアプリを利用することが多いといいます。
Mix Channel
Mix Channelは、動画だけでなく写真などの画像とを複数合わせて編集し、10秒のショートムービーをつくれるアプリで、何百万ものダウンロードを誇る人気ガジェットです。センスが物を言いますが、労作にツイッターなどで「いいね」をもらえるのは励みになるようですね。
Vine
Vineは、短い動画をメッセージ感覚で親しい人と送り合えるアプリ。「ペットのネコが足元にじゃれてきてかわいい」など、リアルタイムな感動を瞬時に誰かに送れそうです。
ほかにもさまざまな加工や編集が行えるユニークなアプリがいっぱいです。
B612
出典:http://img.u-note.me
これが本当の思い出補正!?
撮影用のフィルターがたくさん搭載された人気のアプリです。
決定的瞬間を撮って、より美しく印象強いものに加工できます。
10代の女子は普通の色で撮影する事がないそうで、携帯の内蔵カメラよりこのB612で撮影する方が多いようです。
SNAP CHAT
出典:https://cdn.locari.jp
かわいいオバケアイコンが目印。
アプリに顔を認識させた後に下に表示されるアイコンを選択すると一瞬で顔が変化して、インパクトのある動画が撮影できます。
へんてこカメラ
出典:http://a4.mzstatic.com
誰でも顔芸名人になれるユニークアプリ。
顔を認識してリアルタイムに変顔が作れます。
昔、こんな鏡がある所がありましたよね。
まとめ
10代の皆さんが動画を撮る動機の1位は「みんなに見てもらいたいから」。以下、「思い出づくりに」、「面白いから」と続きます。
アプリをコミュニケーションツールとして活用すると同時に、データ保存の意味合いも大きいようですが、SNSに投稿するとなると、身近な誰かだけでなく、世界じゅうの誰に見られても文句は言えない状況になることもありますから、くれぐれもリテラシーは守って楽しみたいものです。
関心がない、よくわからないというオトナ世代の皆さんも、試してみればハマっちゃうかもしれませんし、自分のお子さんや親戚・弟妹など、身近な10代の方が節度を守って楽しめているか、興味はありませんか?
いい勉強の機会として触れてみるのもいいかもしれません。
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